酒場案内人 塩見なゆが酒屋角打ちフェスに出店するお酒屋さんを訪問し、店舗の魅力や出品銘柄をご紹介するコラム。今回訪ねたお酒屋さんは、江東区大島にある『五分利屋』です。
(2024年11月開催に合わせて一部修正)
最寄り駅は都営地下鉄新宿線の東大島駅。街道沿いにある大きなお酒屋さんで、地酒や国産ワインからナショナルブランドのビール類まで幅広く取り扱っています。
特徴的な店名は、創業初期の頃、お客さんから「お酒がとっても安い!利益は五分しかとっていないのでは?」と言われたことが由来だそう。
特筆すべき点として、店内にスタンディングバーが設置されており、ここで個性的なお酒が一杯売りで提供されています。
さらに、小売コーナーには幅広い品揃えがありますが、角打ち販売やフェスへの出品で選ばれる銘柄について、五分利屋の店長である星さんにインタビューしました。
2022年、角打ちスタート!
こんにちは、よろしくお願いいたします。まずはお店について教えてください。
いらっしゃいませ!当店は1951年に創業しました。店舗はここ大島の本店のほかに錦糸町に近い墨田区江東橋にも支店があります。
創業から70年以上。歴史あるお店ですね!
はい、現在の社長は二代目です。飲食店向けの配達だけでなく、ご家庭への配達も行っています。そのため、お酒は幅広く取り揃えるようにしておりまして、近年は缶のクラフトビールや国産ワインなども積極的に取り扱っています。
バーや専門店が扱うようなお酒も多いのはそういう理由があるのですね。
普段、なかなかお酒を楽しむ機会がない方にも、ぜひ新しいお酒を試していただきたいという思いから、2022年に角打ちコーナーを設立しました。
ただし、弊社は配達業務も行っており、店内スタッフの余裕があまりないため、現時点では週に金曜日、土曜日、日曜日の3日間だけ角打ち営業を行っています。
以前にもプライベートでお伺いした際、早い時間から角打ちを楽しまれている方がいらっしゃいました。角打ちが14時から始まるという早い時間帯は、お昼からお酒を楽しみたい方にとっては嬉しいことでしょう!
やはりお酒に詳しい方がいらっしゃるのでしょうか。
ご家庭用にお酒を買いに来られた一般の方がふらっと立ち寄ってくださり、季節の日本酒やクラフトビールを楽しまれていきます。角打ちはハードルが高いイメージがあるかと思いますが、当店はお気軽にご利用頂けるお店を目指しています。
※取扱銘柄は予告なく変更となる場合があります。
筆者 塩見なゆ (酒場案内人 / Syupo)